本の定価

本の定価のうち書店のマージンは20%あまりで、取次店が7.8%から10%です。つまり、 出版社の卸値は定価の7割弱ということになります。 出版社から取次店までの倉庫代や運送費が10%程度、印刷代・製本代・用紙代など、本を作る 直接の経費が平均して25%から35%程度です。そのほか、本の中身を作るコストとして著者へ の印税10%に加えて、編集費や広告費などがかかります。 簡単にいえば、本の定価は発行部数で決まります。同じものをたくさん作れば、一冊あたりの制作費は安くなります。内容的に高度で難解な本は一般的に高価ですが、これは内容が充実している からというよりも、少部数の出版のために価格が高くなってしまうのです。 もともとの定価が安く、たくさん売れたベストセラーものは、古本としての価値はあまりありません。そのためほとんどの場合、定価よりもかなり安い値が付いています。 古本屋が好む本は、大衆受けするものよりも、少々ひねくれたものになりがちです。言ってみれば、知る人ぞ知る、少数派に強く支持されるような本が、古本屋好みなのです。