焼桐と、桐と鳳凰の関係について

焼桐とは、趣を出すため、桐材の表面を火で焦がし、模様のように木目を出したものです。焦がすと、変色や汚れが目だたなくなります。木目の堅い部分と柔かな部分で燃え方が違うので木目の凹凸がより美しくみえ、燃えにくい桐がさらに燃えにくくもなります。一般的な桐たんすの商品にも使われています。

焼桐するには、薬品で焼く方法、熱したコテで焼く方法と、いろいろなものがありますが、プロパンバーナーで焼く方法が一番木目が深く出ます。焼いたあとはブラシをかけて口一仕上げします。無着色で、環境にやさしくエコです。

鳳凰とは、中国神話の伝説の鳥で、姿は黄金に輝き燃えるような五色に彩られているとされます。鳳凰は欧米では東洋のフェニックスともみなされており、過去の歴史においても現在のフィクションにおいても、フェニックスと鳳凰はしばしば相互に関連付けられたり、混同されます。

首は蛇のように長く、龍の紋を持ち、天下太平の時にしか現れず、東方より太陽の光に乗って飛んでくるともいわれています。この鳥は決して殺生せず、「桐」に宿り、甘い泉の水だけを飲み、60-120年に一度だけ実を結ぶという竹の実以外は食べないとされています。桐は鳳凰とも関係のある伝統的な植物なのです。