市場の活用の仕方

市場では、ものによっては数冊から数十冊、ときには数百冊の古本がひとくくりにされて取り引きされるケースがあります。これは、同傾向の古本をまとめて取り引きするほうが効率がいいからです。

つまり、市場では、ある傾向をもった古本をまとめて仕入れることが可能なのです。競争入札になっているので、高く入札すれば何でも仕入れることが可能です。そのようにして、大量の古本を一気に、しかも特定分野の古本を集中的に仕入れることもできるのです。

古本屋に限らず、商店の特徴は、どんな商品をそろえているのかにかかっています。個性ある店作りをするためには、市場を活用する必要があります。一般のお客様から買い取りをしているだけではなかなか実現できない品揃えが可能になるからです。専門分野をもった古本屋にするには、ぜひとも市場を活用しましょう。そのほうが、ー早くから店の品揃えに個性をもたせることができますし、それによって、一般客から持ち込まれる本も同じ系統のものが増えてきて、専門性を打ち出しゃすくなります。ただし、市場に参入する場合は次の点に注意しましょう。まず、ほかの人より高く入札しなければ買えないので、最高値で仕入れることになります。

また、同業者が相手なので、売れ残りをつかまされることもあります。一度売り場で残ったものは、一見売れそうに見えてもなかなか買い手がつかないものです。安く買えればいいでしょうが、売れ残りを誤って高く入札してしまうと、損をする場合があります。

市場に参加することで、相場を知ることができます。けれども相場どおりでは、上手な商売とはいえません。相場とはあくまで「他人の値段」です。それぞれの業者が、顧客からの注文など、独自の根拠に基づいて値段を決めています。したがって、同じ値段で買っても、同じように売れるとはかぎりません。いくら値段をまねしても、それだけでは既存の業者に勝つことはできないことを理解しましょう。

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