委託販売

新刊書店の特徴として、委託販売があります。新刊書店の本は、原則として出版社に返品することが可能です。 書店に並んでいる本は、大きく二種類に分けられます。 新刊委託は、105日以内に返品すればいいのですが、実際には書店に送られてきたその日のうちに、一度も棚に並べることなく返品される本も多いようです。昨今の新刊書の返品率は40%前後といわれています。
常備寄託は、出版社が作ったセットを丸ごと一年置いて、売れた分だけ補充して支払いする仕組 みです。たとえ書店に並んでいる本であっても、帳簿上は出版社の在庫としてカウントされます。

古本屋に向いた土地

いい土地というのは、土地そのものがいいのではありません。周りに何があるかによって、土地の価値が決まります。古本屋をどこで開くかは不動産の知識も必要です。周辺の商店を見てください。  まず、ほかの業種の店には向いてないが、古本屋にだけは向いている場所などというのはありま せん。古本屋は本を売るだけではなく、本の買い取りもするので、買い取りに向いた場所がいいです。 普通の小売店は、よほどの大型店でないかぎり、徒歩で来るお客様を相手に商売をしています。 車での来店があるのは、郊外のスーパーマーケットやショッピングセンターなどの大型店舗だ けです。しかし、本を売りにくるお客様は、小さな古本屋を訪れる場合でも、しばしば車でやってきます。なぜなら大量の本を手で持ってくるのはたいへんなので、車に積んで運んでくるのです。したがっ て、車が進入しやすく、店の前に停めて本の積み降ろしができるくらいの余裕がある場所が、店の立地としてもいいでしょう。

費用対効果

ある程度の古本屋の規模があってはじめて、流通にかかるコストを下げていくことができます。ある程度の古本の冊数がなければ、費用対効果の点で見合わなくな ってしまいます。そこで、数百冊以上なら出張しますという話になるわけですが、大量の本を買い 取るためには、それ相応の器を用意しておかなければなりません。これも経費がかかります。 さらに、古本に関する知識をいくら豊富にもっていたとしても、実際の現場で経験を積んでいかな ければ、それを生かすことはできません。やってみてはじめでわかることも多いはずです。